最近出典が偏ってきているけど、今日も読売新聞社説から

自衛隊派遣]「国際平和協力への新たな責務」
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武器使用については、野党から「武力行使につながる」
などと批判がある。だが、憲法九条が禁じるのは、「国
際紛争の解決の手段として」の武力行使だ。
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(読売新聞03/12/19社説より)

この社説を読むとイラクの現状は国際紛争ではないので、憲法で禁止されている武力行使には当たらない、と読売新聞は主張している。この国際紛争とは

こくさい‐ふんそう【国際紛争
国家と国家との間に起る紛争。
(広辞苑より)

とされています。旧フセイン政権時の軍人たちが、イラクの現状が不正占拠されており、我々は正規軍として占領軍たるアメリカ軍などに抗戦している、と主張し、その抗戦の一旦として自衛隊に攻撃をしてきたとき、これは自衛隊国際紛争に巻き込まれた、と言うのではないでしょうか。かなり屁理屈じみていますが、この読売新聞の主張を始め、政府の主張も屁理屈です。憲法の言葉尻よりも、それにこめられた主義主張を尊重してほしいです。